2024.06.07
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全盲の彫刻家・三輪途道さんをお招きし特別授業を実施しました!
画面左側→全盲の彫刻家・三輪途道さん、右側→株式会社ジンズ秋本さん
5月24日(金)3限の「生活と地域社会」の授業で、一般社団法人メノキ代表理事であり、全盲の彫刻家・三輪途道氏、副理事の福西氏、株式会社ジンズの秋本氏を講師としてお招きし、特別授業を行いました。
今回の授業は「みんなとつながる上毛かるた:見えない人の世界を知る」をテーマに、彫刻家の三輪さんが視覚を失ったことで、新たな表現を模索し始めたこと、見えない人が見ている世界についてお話をしてくれました。
→学生に質問をする福西さん
インクルーシブアート、コミニュケーションアートのお話を聞いた後、三輪さんが制作した彫刻を実際に学生に触れてもらい、どんな種類のおせんべいかを考えてもらいました。
授業の中で、個人ワークも実施しました。三輪さんが「上毛かるた」を自身の新たな解釈で、見える人、見えない人、見えにくい人、「上毛かるた」を知っている人、知らない人、老若男女全ての人が共に触れて楽しめる共生カルタとして創作した「ミルミルかるた」を、アイマスクをつけた状態で触れてもらい、自分が何の札を持っているのか考えてもらいました。その後、アイマスクを外した手で見た時と目で見た時の絵柄の違いや感触について感じた事を自由にワークシートに記入してもらいました。
三輪さんたちの活動を通して芸術や文化を、さまざまな人たちとつなぎ、その力が共生社会に重要な一つになっていることを知ってもらえたら嬉しいです。また、この授業を通して感じた事や、学生一人ひとりの今後の行動に何か変化があることを期待しています。
▶特別授業の様子が上毛新聞(2024年6月8日付、16ページ「地域・県央」に掲載されています。