共に愛し、共に生きる
共愛学園は1888年の開学以来、一貫して「共愛=共生の精神」に基づいた教育を行ってきました。この130年以上の歴史ある学園には、こども園、学童クラブ、小学校、中学校、高等学校、大学、そして本学があります。共愛学園前橋国際大学短期大学部もまた、共愛学園が長い間守り続けてきたこの想いを大切な理念としています。
「共に愛し、共に生きる」こと。それは、今この時にこそ大切にされるべき理想です。
本学は、子どもたちの育ちと食を通して人々の健やかな暮らしを支える人材を育成しています。その根底には、「共愛=共生の精神」が流れているのです。
「短期大学」で
学ぶということ
私たちは、なぜ学び続けるのでしょうか。それは幸せになるためです。
短期大学では、将来の職業に結びつく資格を取得します。そのための知識や技能を身につけます。この学びはとても大切な学びですし、しっかりとそのカリキュラムが用意されています。しかし、資格を取得することのみが目的ならば短期大学でなくともそれは可能です。
私たちは今、「予測困難な時代」を生きています。
この時代に求められるのは、課題に立ち向かう力、粘り強く取り組む力、コミュニケーションの力、そして生涯学び続ける姿勢です。それは、私たちがこの時代にあって幸せな生涯を送るために不可欠な力でもあります。
短期大学では、主体的・協働的に学ぶAL(Active Learning)、課題解決型学修であるPBL(Problem Based Learning)、学びを社会に還元するSL(Service Learning)などを通して、予測困難な時代に幸せに生きるための力を身につけることができるのです。
それこそが短期大学で学ぶ意義なのです。
地域専門人材
として生きる
共愛学園前橋国際大学短期大学部の学びは、全国的に高い評価を得ています。例えば、文部科学省の大学等改革総合支援事業では特色ある教育を展開する大学に選定されています。短期大学では稀なケースでもあります。それは、ALやPBL、SLによって「共愛短大10の力」というこの時代に求められる力をしっかりと身につけられる取組を展開しているからにほかなりません。また本学では、集中的な学び、段階的な学び、反復的な学びなど、科目の特質に即した学び方の機会を提供するために、全国でも数少ないクォーター制カリキュラムを編成しています。さらに、地域とともに学ぶ取り組みや現場における実践的な学びも数多く用意されています。
「先進的な教育」と「実践的な教育」が掛け合わされ、本学の学生たちは社会に求められる地域専門人材に成長することとなります。特に、本学が位置する群馬県を中心とする地域では、子育て支援、医療や福祉の充実が求められ、食産業はこれからさらに成長する主要産業となっています。
地域はまさに地域専門人材に期待しているのです。
地域の幸せは
私がささえる
本学で学ぶ学生たちは、子どもたちの成長を支えたい、人々を食で笑顔にしたいという想いを持っています。とても素晴らしい夢であり、人々の「成長」と「生命」、つまり「幸せ」を支えたいと思う優しい心を持っている学生たちです。本学はその素敵な想いを全力で応援します。
そのため、将来を思い描くための体験を自由に行う「Self-Design Challenge(S-D C)」というプログラムを用意しました。クォーター制カリキュラムの第4クォーター(12月~1月)には学内での授業を行わず、地域や世界に出て様々な体験に挑戦します。「Self-Design Challenge(S-D C)」は、学んだことを生かしながら自由に未来へ挑戦するプログラムです。
このように、職業人としての専門力、この時代に自ら幸せな生涯を生きる力、そして「共愛=共生の精神」を本学で身につけたその先に、地域専門人材としての自信をもって「地域の幸せは私がささえる」と、それぞれの舞台で輝き続ける学生たちの姿があると考えています。